内閣府が主導するムーンショット型研究開発事業に参画し,2050年を想定した挑戦的なAIロボットの研究開発を進めております.本プロジェクトでは,様々な場所に設置され,いつでも,だれでも利用でき,個々のユーザに合わせて形状や機能が変化し適切なサービスを提供する適応自在AIロボット群を開発します.これにより,人の自己効力感が向上し積極的な社会参画を支援します.
一台のロボットではできないことも,複数台のロボットが協力すれば,様々なことが実現できるようになります.本研究では,介護施設において複数のロボットを協調運用し,必要なときに適切なロボットが他のロボットや介護士と協力して支援を提供する未来の介護施設を提案します.また,洋上風力発電所等のメンテナンスに対応できる複数ロボット協調システムを研究開発していきます.
介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム構築事業」において,介護ロボットの評価・効果検証を実施するリビングラボを東北大学青葉山キャンパスに設立しました.このリビングラボを通して,産学官連携を進めるとともに,ムーンショットプロジェクトとも連携し,介護ロボットの開発・実証・普及の流れを加速化することを目指します.
柔軟物ハンドリングをシミュレーションする技術と,その結果に基づいて双腕ロボットによる柔軟物ハンドリングを実現する技術を構築し,衣類製造用に革新を起こす次世代産業用ロボットを開発します.また,CFRPを用いて軽量・高強度部品を3Dプリンティングするためのシミュレーション技術と,複雑形状部品を印刷可能な双腕ロボットを利用した次世代3Dプリンタを研究開発します.