自ら動くことがない新しいロボットのかたち
当研究室では,能動的な駆動力を有さず外部から加わる力に基づいてロボットを制御する非駆動型ロボットの設計学・制御学の構築を目指しています.このロボットはモータなどの駆動力を極力使わず,基本的に人の力のみで動かされます.人が助けて欲しい,もしくは危険な状態にあるというときだけ支援を行うロボットです.これにより,人はロボットに常に助けられているわけではなく,自ら主体的に運動していると感じます.また,人が主体的に動くということを前提に,人が移動すべき方向のみを教示するハプティックデバイス(振動呈示装置)を用いて,人にスポーツを教える技術の研究開発も進めています.そのほか,非駆動型ロボットを複数台用いた広域探査システムの研究開発を行い,震災地域,火山地域,海洋,宇宙調査等への応用を目指しています.
高齢者・障がい者支援システム
非駆動型ロボットの運動制御技術を用いて,歩行機型ロボット,足こぎ車椅子型ロボット,物体搬送ロボットなどの移動台車システムの研究開発やリハビリテーションやスポーツ訓練,バーチャルリ…
続きを読む振動刺激を用いたスポーツ支援システム
複数の振動刺激を用いて人間に適切な運動方向を知覚させるウェアラブルシステムや,スポーツで必要となる道具を介して適切な運動を呈示するシステムの研究開発を進め,短時間で効果的な運動訓…
続きを読むソーシャルロボティクス
技術が発達し,ロボットを人間社会へ組み込む需要が高まるにつれてソーシャルロボティクスという研究分野が人間とロボットの共存研究において重要となりつつあります.これを「ロボットの社会…
続きを読む複数ロボットを用いた広域探査システム
震災地域,火山地域,海洋,宇宙などを短時間で調査するために,1台の大きな駆動力を有するシステム(車,船,クレーンなど)が,調査に必要となるセンサを搭載した複数の非駆動型ロボットを…
続きを読むこれまでの研究
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