厚生労働省が実施する「介護ロボットの開発·実証·普及のプラットフォーム構築事業」の一環として,介護ロボットの評価・効果検証を実施するリビングラボ(開発の促進機関)として,介護ロボットの開発・実証・普及の流れを加速化することを目指しています.

当該事業の詳細については下記リンク先をご参照ください.

お知らせ

担当者

平田 泰久

 

東北大学工学研究科ロボティクス専攻・教授

専門分野・得意分野:ロボット工学

20年以上にわたって人を支援するロボットの研究を行っており、特に近年では、介護ロボットやリハビリテーションロボットの研究開発を行っております。その中で、ニーズとシーズの連携が非常に重要であると認識しており、今後、東北大学青葉山リビングラボを通して、介護ロボットに関係する多くの方とのつながりを持ち、実際に使えるロボットの開発に尽力していきたいと思います。また、ムーンショットという国の大きな研究プロジェクトのプロジェクトマネージャーを務めており、特に次世代の介護ロボットやリハビリロボットの開発を進めていきます。

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道又 顕

 

一般財団法人広南会広南病院リハビリテーション科副総括主任(作業療法士)

専門分野・得意分野:急性期脳卒中作業療法、地域連携

2003年作業療法士免許取得、2010年東北大学大学院医学系研究科博士課程修了、現在は急性期のリハビリテーションに従事しながら地域連携に関わっています。2018年からスタートした介護ロボットのニーズシーズ連携協調協議会の宮城県の初代委員長と委員を務めました。この協議会のなかで多職種との連携やニーズとシーズを結びつける難しさを実感しています。この経験が利用者と介護者に使いやすい、未来に向けた介護ロボットの開発の一助になり、年をとっても安心して暮らせる環境作りのお手伝いが出来れば思います。

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渡部 達也

 

株式会社わざケア・代表取締役(作業療法士)

専門分野・得意分野:在宅リハビリテーション、地域作業療法

1999年作業療法士免許取得 2012年株式会社わざケア設立し訪問看護ステーション開設後、訪問リハビリに携わっています。在宅では介護者のマンパワーに頼るしかない現状がほとんどであり、今後の顕在化するであろう介護者の人手不足解消のためには介護ロボットの導入は必要不可欠であると肌で感じています。今までの作業療法士としての経験と介護ロボットのニーズシーズ連携協調協議会の3年間の活動を通じて得た経験から、現場でしっかり使われる介護ロボットの実現へ向けた開発のお手伝いをさせて頂ければと思います。

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特徴的な取組

  • 次世代介護ロボットの研究開発を行っている国内外の研究者との連携により,社会実装を前提とした取り組みを支援
  • 1台の介護ロボットに限定せず、複数の介護ロボットやセンサシステムが連携して介護を行なう『協調型介護支援システム』の構築を支援
  • トイレ,風呂,キッチン等を有した介護施設模擬環境や,階段,スロープ,荒れ地等の屋外模擬環境を整備予定
  • VRやプロジェクタ等を利用した動的環境を模擬した介護ロボット評価システムを整備予定

具体的な支援内容

  • モーションキャプチャ,床反力計等を利用した介護支援動作,被介護者動作,介護ロボット動作等の3次元計測・解析
  • 模擬環境を利用した開発システムの環境適合性評価
  • 他の介護ロボットや次世代介護ロボットとの連携検証評価
  • 3Dプリンタ等を利用したプロトタイプ開発支援
  • 県内外の介護施設と連携した実証実験のコンサルティング

既製の介護ロボット機器が複数導入されています.

お問い合わせ・ご相談は下記メールアドレスにて受け付けております